第二十八話 またアルバイトに行ってその十
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「目玉焼きを乗せる」
「あれ美味しいですよね」
「それが特に好きで」
「今夜もですか」
「そうしてです」
「召し上がられるんですね」
「ソースはオニオンソースで」
こちらでというのだ。
「楽しみます」
「赤ワインとですか」
「左様です。野菜のシチューも作っていますし」
こちらもというのだ。
「デザートには無花果があります」
「果物もお好きですか」
「嫌いな果物はありません」
咲に微笑んで答えた。
「甘いお野菜も」
「苺や西瓜も」
「西瓜が特にです」
この野菜がというのだ。
「好きで」
「西瓜がですか」
「そうです、苺も好きですが」
「西瓜がなんですね」
「特に好きで」
甘い野菜の中ではというのだ、よく間違えられるが西瓜は畑で採れるものであり果物ではなく野菜であるのだ。
「夏は毎日の様にです」
「頂かれてるんですね」
「そうなる様にしています」
「そうですか」
「西瓜はいいものです」
速水は微笑んでこうも言った。
「甘くかつ水分補給になる」
「実は糖分もあまりなくて」
「素晴らしい野菜です」
こう言うのだった。
「ですから」
「夏はですね」
「よく食べています、夏でなくとも」
他の季節でもというのだ。
「結構食べます」
「スーパーに行けばありますね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「そうしています」
「そうですか」
「そして」
速水はさらに話した。
「果物は何でもです」
「お好きですか」
「メロンもマンゴーも柑橘類も」
こうしたものもというのだ。
「好きで柑橘類や桃もです」
「それに林檎もですね」
「大好きです、そして林檎よりも」
この果物よりもというのだ。
「梨がです」
「お好きですか」
「そうなのです、柿も好きで」
「梨もですか」
「洋梨も。柑橘類では特にネーブルとオレンジが」
この二つがというのだ。
「好きです」
「甘いものもお好きですか」
「むしろ私は甘党ですね」
「そうですか」
「スイーツも好きですから」
甘い野菜や果物だけでなくというのだ。
「甘党です、ケーキを食べながらワインを飲むことも」
「前も言っておられましたね」
「好きで。ティーセットを食べつつ」
イギリスのこれをというのだ。
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