174 組織「さそり」の襲来
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大野が草の石を発動させた。木々が現れ、水を吸収させる。しかし、吸収した木はすぐに枯れてしまった。
「な、これはどういう事だ!?」
「毒だ!水に毒を流し込んで逆流させたのだ!」
次郎長が説明した。
「その通りだ。さそりのような強力な毒を使う我々だからこそできる攻撃なのだ」
敵がいつの間にか接近して来ていた。彼らが履いている靴は普通の靴と異なり、飛行機のように飛べるようになっていた。
「あ、貴方達は・・・!?」
かよ子は聞く。関根も続いて言う。
「お前ら、この世界の人間じゃないな!」
「も、もしかして、赤軍!?」
「いいや、俺達は東アジア反日武装戦線。その中の組織『さそり』だ!」
「東アジア反日武装戦線だと!?」
椎名も関根も警察として見過ごせない相手であった。何しろ東アジア反日武装戦線は東京都内の数々のビルを爆破する事件を起こしているからである。
「そうだ。俺はその一人、黒川芳正だ!」
「同じく宇賀神寿一」
「同じく桐島聡」
「貴様らが…。逮捕させて貰う!」
「へん、サツもいるのか」
「なら、攻撃開始だな!」
組織「さそり」の攻撃が始まった。桐島が手榴弾のような物を空中に投げた。爆発し、煙が出る。
「毒の煙だ!山田かよ子、結界で守り抜け!」
「うん!」
羽根の結界が働いた。毒煙が防がれる。
「結界か・・・。なら、これだ!」
黒川は銃を取り出し、羽根に向けて発射した。
「バカだねえ〜、結界だから聞くわけないじゃん」
「本当じゃ。結界は何でも守ってしまうからのう」
まる子と友蔵は呑気に行った。しかし、緑色の光が消えた。
「え・・・!?壊された!?」
かよ子達は仏法による強力な結界が破られてしまった事で焦った。
「それが杖か!貰うぞ!」
宇賀神が靴の飛行能力を利用して接近して来る。
「ひい・・・」
かよ子は恐ろしさで羽根から落ちてしまった。
「あ・・・!ああ!!」
この羽根の下は毒の水が溢れている。もう駄目かとかよ子は絶望する。
「はは、とんだしくじりをしてくれた!杖を貰おうか!」
宇賀神がかよ子に近づいて来た。
(やられる・・・!?)
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