第二十八話 またアルバイトに行ってその五
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「見てみたら」
「それは多いですね」
「あとお酒もお好きだし」
先輩は食べつつ速水のそのことも話した。
「だからね」
「尚更ですね」
「水分を多く摂られてるみたいで」
「お酒も飲むと水分出ますからね」
アルコールに利尿作用があるのだ、その為飲み過ぎると頭に水分が足りなくなり頭痛が起こるのである。
「だからですね」
「今の季節もよく飲まれて」
「夏は特にですね」
「飲まれるわ、あとコーヒーもお好きで」
「そちらもよく飲まれますね」
「普段は紅茶で」
それでというのだ。
「コーヒーもってことね」
「そうですね」
「ちなみにお酒は一番好きなのはワインなの」
この酒だというのだ。
「特に赤がね」
「よくそうしたお話もされてますね」
「ええ、あの人お酒も本当お好きで」
「ワイン派で」
「その中でも赤がね」
こちらのワインがというのだ。
「お好きなのよ」
「そうみたいですね」
「それで水分は」
これはというのだ。
「そうして基本紅茶ね」
「そちらですね」
「水分補給にビタミン摂取に」
先輩はさらに話した。
「目覚ましにね」
「飲まれてるんですね」
「もう一時間にカップ一杯は」
それだけはというのだ。
「飲まれているわ」
「朝から晩までで」
「そうなの」
「それで夏はですね」
「より多くよ」
「お茶を飲まれますか」
「だからあの人の水分補給はね」
これはというと。
「大丈夫よ」
「それは何よりですね」
「ちなみにプロイセンのフリードリヒ大王は無類のコーヒー好きで」
他にも食道楽だったことで知られている、フランス料理やイタリア料理を好み食卓に常に出させていたという。
「バケツ一杯分は飲んでいたそうよ」
「毎日ですか」
「どうやらね」
「それだけコーヒー飲んだら」
どうなるか、咲はすぐに言った。
「胃を痛めますね」
「そうなるわね」
「そうですよね」
「実際に毎日それだけ飲むとね」
「身体によくないですね」
「お茶でもね」
これでもというのだ。
「こちらは胃に優しいけれど」
「毎日バケツ一杯分なんて飲まないですね」
「店長さんだって飲まれないわよ」
速水でもというのだ。
「どんなに運動して汗かく人でも」
「バケツ一杯分位はないですね」
「そうはないわ」
流石にというのだ。
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