東方
国譲り編
第七話
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諏訪子との“神遊び”は引き分け?に終わった。諏訪子に気に入られた俺は多分諏訪子の本拠地に連れられるのだろうな。
「ねぇ」
「ん、何だ?」
「あんた名前は?」
「あれ、名乗ってなかったっけ?俺の名前は八意永巡だ」
「永巡ね、私は諏訪子でいいよ」
「分かった幼女」
「諏・訪・子!」
強い口調で“幼女”の部分を否定する諏訪子。だが、未来でいつも一緒にいるのはある程度身長があって巨乳の八坂神奈子と東風谷早苗……。
「諏訪子……」
「そうだよ諏訪子だよ。何だい?」
「……強く生きろよ」
「え、何っ!?何の憐れみをもって私を慰めるの!?」
「どんな体だって需要はあるよ」
「余計なお世話だよ!?」
この掛け合い、懐かしいな〜。なじみと一緒にいた時は何時も弄ったものだ。
「で?どこに向かってるの?」
「洩矢神社。私はそこの祭神なのだ(えっへん)」
鉄板「鉄板言うな!」……真っ平らな胸を張る諏訪子。確か祀られてるのは祟り神「ミシャグジ様」だったっけ?怖がれているとも言うか。
「そこに連れてって何をするんだ?」
「一緒に住む」
「いつそんなフラグが……」
「怪しい人物がいたから監視っていう名目がつくけど」
「軟禁フラグだったとは」
「寧ろ軟禁に留まってるから良しとしてくれないとね。私とお遊びとは言え互角だった奴が一般人なんて笑えない冗談だから」
あははと笑う諏訪子。目も笑ってるので呑気に捉えてるようだ。
「戦いの時に厨二ってたのは仕様?」
「あはは、こんな姿じゃ誰も恐れてくれないからね。口調から威厳を出してみようとしてみたのさ」
「でも、素が出て中途半端になると」
「そこはほら、作者の力量不足って事で」
「違いない」
他にも他愛ない話で盛り上がりながら時間は過ぎてゆく。その後、洩矢神社に着いたのは陽が暮れそうな時間帯だった。
〜〜〜洩矢神社・境内〜〜〜
「着いたよ。ここが洩矢神社、私の本拠地だ」
「おー」
ここら辺を統治する事あってなかなかに荘厳な造りをしているな。俺がキョロキョロと周囲を見渡してると一人の少女がトコトコ走ってくるのが視界に映った。
「お帰りなさいませ諏訪子様」
「おー、お勤めご苦労さん」
諏訪子に敬語で神社に入れる人物……巫女?いや、早苗は風祝って言ってったからそれか?
「……所で諏訪子様
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