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業火な御馳走
2話
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、牡蠣入りカルボナーラにするわ」

「希は決まったの?」

「うん!私は海鮮パスタにする」

「じゃあ、店員さん呼ぶね」

希はそういうと、チャイムを鳴らしながら願った…どうか違う店員さんが来てくれますようにと。

「お待たせ致しました。ご注文をどうぞ」

二人は胸をなで下ろした。

来た店員は肩幅が広くいかにも野球をやっていそうな、男性店員だった。

「この牡蠣入りカルボナーラと海鮮パスタをお願いします」

それから二人は他愛もない話をしながら料理を食べ、レストランを後にした。

二人が夢中で買い物をしている中、美智子の鞄の中では携帯が振動していた。

これが、二人を絶望へと誘う序章の合図であることは、まだ二人は知らない…








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