082話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その9
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の剣に、セイバーさんが手を添えて、二人でその剣を握り、その剣はさらに黄金に輝き、バーサーカーの剣を粉砕し、ついにはバーサーカーを貫いて、そして……、
少しの静寂とともに、
『それが……貴様の剣か?セイバー』
『これは勝利すべき黄金の剣……王を選定する岩の剣。永遠に失われた私の剣……』
『所詮はその男が作りあげた幻想……二度とは存在せぬ剣だ。しかし、その幻想も侮れない。よもや、ただの一撃でこの身を七度も滅ぼすとはな……』
そう言って、ついにヘラクレスは魔力に溶けてその体を霧散させた。
バーサーカーを倒されたイリヤさんは呆然自失状態になって、士郎さんもとどめを刺そうとするセイバーさんを止めて、そのすぐ後に士郎さんも気を失った。
「はぁー…………やっと一旦は決着がついたのね。手に汗握る展開だったわ……」
そう言ってアスナは手をひらひらさせて暑そうにしている。
こういう時ってこういう幻想空間でも変わらず服を着れているからいいけど、話に聞いたけどネギ君の魔法の時は素っ裸だったらしいじゃん?
アルビレオさんには感謝しないとなー……。
「これが……士郎さんの投影魔術が開花した瞬間だったんですか?」
「まぁ、そうね……。私もまさかバーサーカーが倒されるだなんて微塵も思ってなくて少し……いや、かなりショックを受けてしまっていたわ」
「まぁ、その気持ちも分かるアル。絶対と信じたものが打ち砕かれるほどショックなものはないアルからナ」
「古菲師匠に同感や。オレもそう感じるからな。にしても士郎の兄ちゃん、あんな土壇場でこんな博打を打つのは素直にすごいわ……」
《まぁ、遠坂が殺されてしまうかもしれないってあってでがむしゃらだったからな……》
そんな感じで話は次の段階に移行していく事になる。
士郎さんはイリヤさんを庇った事でまた一悶着あるんだろうなー……と思うわたしなのであった。
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