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恥ずかしかったので、誤魔化すために髪の毛を乾かしていた。舜は知らんぷりをして、外を眺めているふりをしていた。仕方ないので、私は乾かし終えると、舜の膝に乗るようにして、抱き着いて行ったのだ。
「ごめんね 長かった?」
「いいや いい香りがする 石鹸の 今夜は、二人の特別な夜にしてもいいのかな」
私が、答えるかわりに、小さくうなずくと、唇を合わせられて、抱いてベッドに連れていかれた。その夜、私は、舜のものになったのだ。でも、終わった後、何となく幸せを感じていて、朝まで舜に抱き着いていたのだった。
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