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FIRE STARTER
第一章
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ール二つだった、しかも二球目は暴投寸前のもので。
「今のは古田じゃないとな」
「捕れなかったのね」
「うちのピッチャー古田じゃないとな」
 球界最高のキャッチャーと言われるこの人でないと、というのだ。
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