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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
東京を目指すその前に…
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ー。
お前どんだけ仕事したくないんだよと思いつつも、俺は何故そうなったのか理由を話していく。

「分かるかおっきー?この世界、困ってるやつなんてごまんといる。それこそ、サーヴァントの手を借りたいやつがな。」
「うん。」
「そいつらから巻き上げんのさ。頼まれたこと解決して、なるべく高く金を貰う。」

そうだ。
できることなら好きなことをしてお金を稼ぎたい。
世界がこうなってるんだ。
好きなようにやったって、文句を言うやつは誰一人いないだろう

「それにさ…」
「それに?」
「子供の頃の夢でさ。やってみたかったんだよ。探偵。」
「ふーん…そっかぁ。」

座っていたおっきーはすっと立ち上がり、お尻の砂をポンポンとはたくと俺の方へと近付いてくる。

「いいよ。まーちゃんがやりたいことなら、姫もついていくから。」
「さっきあんなに嫌そうな顔してたのに?」
「まーちゃんが好きなことなら姫はちゃんと嫌な顔せず付き合いますよーだ。」

と、俺の腕に擦り寄って可愛こぶる。
やめろやめろやめろ、腕を胸で挟むな。

「つまり好きなことして、好きなだけお金稼いであとは引きこもるってことでしょ?」
「そうだよ。嫌なこと何一つない。自由かつとっても自分勝手な生き方だろ?」

世界がこんなふざけたことになってんだ。
だったらさ、たかが俺くらいがふざけた生き方しても誰も文句言わなくね?
それにだ、

「子供の頃からの叶えたい夢を叶える。それってすっげーコトだろ?」

夢は見るものじゃない。叶えるものだ。
夢だけで飯が食えるかって?まぁ、この世界は男子中学生が授業中に考える夢みてーにはなってるけどな!
世の中が夢みたいになってんなら夢で食ってけるだろ。多分。

「じゃあ目指そうよ探偵!」

そうなればとおっきーも即賛成。
俺がやりたいことならついてきてくれるらしいからそれでいいや。

「いつになくやる気じゃん。」
「2人で夢を叶えに行くんだもん。あ、姫は助手ね。手がかり探したり事件解決したりするのはまーちゃん担当で。」
「お前何すんの?」
「うーん…ネットで調べ物。」

働けバカ。


?


さて、そうとなれば黙ってはいられない。
俺達はまたしばらく歩いていくと、とあるホテルへとたどり着く。
元々はラブホテルだったろうが、今は難民達を収容するための避難施設となっていた。

そこで俺達は

「探偵やってまーす!!」
「まーちゃんがなんでも解決してくれまーす!!」

などと言いつつ、ホテルの前で必死にビラ配りをしていた。
探偵をするのならまず知られなくてはならない。
なので俺とおっきーは宣伝のため広告をつくり、こうして配っている。
まぁ人の出入りは割と激しく、色
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