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夢幻水滸伝
第二百十七話 お好み焼きを食べながらその十三
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「しゃあないわ」
「ほんまにな」
「各地に調査隊や探検隊は送ってるけどな」
 トウェインはたこ焼きを食べながら話した。
「他の場所は護衛もレベル二十位まででやっていけるが」
「それがな」
 どうにもというのだ。
「アマゾンとサハラ砂漠は」
「三十超えてんとほんまな」
「入った瞬間にモンスターの餌や」
「そうなるからな」
「稀少なレベル三十の軍人や冒険者育てたり見付けるまでも大変やのに」
 それがというのだ。
「あっちにばかり送る訳にもいかんし」
「難儀やな」
「あっちの調査も」
「その辺りほんま難しい」
 軍務大臣である中里も難しい顔であった。
「軍の教育システムも確立させていてな」
「そうしてやね」
 綾乃は中里に応えた。
「将兵を育てていってるけど」
「軍律を叩き込んで」
 まずはそこからなのだ。
「訓練も施してるが」
「レベル三十になると」
「かなり少ない」
 現実としてそうだというのだ。
「これがな」
「そやね」
「軍人同士で訓練させて軍で飼育してるモンスター達とも格闘訓練をさせてな」
「強くしても」
「モンスターも強くしてる」
 中里はこの話もした。
「それで軍全体はかなり強なってるけどな」
「レベル三十になると」
「ほんま少ない、それで四十になるとな」
 そこまでになると、というと。
「ほんの僅かや」
「連合軍でも」
「警察でもやね、喜久子ちゃんも言うてたわ」
「そやな」
「二十までは結構おるね」
「基本レベル十まで育ててる」
 将兵達はというのだ。
「絶対にな、それで十五までは普通になる」
「それまではやね」
「任期までにな」
 十星連合軍は志願制であり任期は三年となっている、その三年の間に二十までは訓練でそこまで成長するのだ。
「なるけどな」
「三十はやね」
「少ないわ、三年を越えてな」
 任期が終わっても軍に残ってというのだ、尚これは一般兵士の入隊であり士官学校や下士官課程の最初から軍人として就職しているならである。
「それで訓練を続けてるとな」
「二十になるね」
「そこまではなるけどな」
「それ以上になると」
「中々や、二十が壁や」
 レベルのそれだというのだ。
「ほんまにな」
「それが三十までになると」
「難しい、そしてな」
 中里はさらに話した。
「三十越えるとな」
「軍でもそんなにおらんね」
「連合軍五千万おっても」
 それでもというのだ。
「五千おらんわ」
「めっちゃ少ないね」
「それ位しかおらん」
 これがというのだ。
「これがな」
「まあレベル十五あって装備もよかったらそれなり以上の戦力や」
 芥川は冷静に述べた。
「少なくとも兵としては充分や」
「そやからええか」
「それでな
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