第二十七話 旅行に行かなくてもその五
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「営業してるわ」
「だったらね」
「行けるわね」
「それで行くの?」
「行くことにしたわ」
即答であった。
「そうするわ」
「そうなの」
「それであんたもね」
咲にも言って来た、自分は行くと決めた、そしてそのうえで次には娘も一緒にというのであった。それで言うのだった。
「一緒にね」
「どうかっていうのね」
「どう?」
「今日するのってゲームと漫画とラノベでね」
「過ごすつもりだったの」
「けれどお風呂に入るならね」
「今お昼に入ってもいいでしょ」
スーパー銭湯でというのだ。
「そうでしょ」
「そうね、それじゃあ」
「開店時間になったら」
その時になればというのだ。
「行くわよ」
「それじゃあね」
「そしてね」
母はさらに言った。
「肩凝り治すわよ」
「治ればいいわね」
「そうでしょ、もう肩ガチガチで」
それでというのだ。
「痛い位だから」
「そこまで酷いの」
「頭痛する時もあるから」
「肩凝りでそうなるの」
「なるのよ」
これがというのだ。
「だからね」
「治したいのね」
「是非ね」
こう娘に話した。
「そうなのよ」
「肩凝りで頭も痛くなるのね」
「だからあんたも気をつけなさい」
「肩凝りについては」
「本当に辛いからね」
「そこまで辛いの」
「そうよ、頭痛だってする位にね」
またこう言うのだった。
「なるから」
「頭痛はどうしてなるの?」
「だから肩凝りは血の流れでしょ」
「血の流れが悪いからなるから」
「それでよ」
その為にというのだ。
「それが頭までいってね」
「頭が痛くなるの」
「そういうことよ」
「そうだったの」
「それで余計に辛くなるのよ」
「成程わかったわ」
咲は母のその言葉に頷いた。
「だったら私もね」
「気をつけるわね」
「そうするわ。お母さんが肩凝るのなら」
「娘のあんたもよ」
「体質も遺伝するから」
「そう、だからね」
その為にというのだ。
「あんたもよ」
「肩凝りになりやすいかも知れないのね」
「そう、だからね」
「気をつけないと大変なの」
「そう、じゃあ開店時間になったら」
「行くのね」
「そうしましょう」
こう娘に言ってだった。
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