第二幕その三
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「そして地中にもだから」
「そこに様々な人がいて」
「様々な国や街があってね」
「面白いね」
「全くだよ」
「そしてこれから地中に入って」
そしてと言うカエルマンでした。
「その中を見て」
「そこにいる人達と会ってお話もしよう」
「そうしようね」
こうしたお話をしつつです。
皆は平原の中の道を歩いていきます、すると遠くに山脈が見えました。ナターシャはその山脈を見て言いました。
「あの山の中に」
「そうよ、プレーリードッグの街があるのよ」
ビリーナがお話しました。
「そうなのよ」
「そうよね」
「一つの山の中全体がそうなっているの、結構大きい山だけれどね」
「それだとね」
ナターシャはそのお話を聞いて言いました。
「ピラミッドみたいね」
「言われてみればそうね」
ビリーナも否定しませんでした。
「大きなね」
「そうよね」
「そうね、ただ山の中もその下にもね」
山のそこにもというのです。
「街は拡がっているのよ」
「物凄く大きな街なの」
「オズの国で言うと基準と言っていいかしら」
そこまでだというのです。
「もうね」
「そんな街なのね」
「そうよ、オズの国はエメラルドの都の周りに四つの国があって」
「マンチキン、ギリキン、ウィンキー、カドリングのね」
「その中にも外にも沢山の小さな国があるわね」
「ええ、本当にね」
「それでその中にね」
ナターシャにさらにお話しました。
「プレーリードッグの街もあって」
「そしてその街がなのね」
「国と言っていい位ね」
オズの国ではというのです。
「それだけの規模ね」
「そうなのね」
「山の中もかなりのもので」
「山の下もなのね」
「むしろ山の中より遥かに拡がっていて」
そうしてというのです。
「そこでオズの国の地中の色々なね」
「国とつながっているのね」
「ドワーフやダークエルフの国もあって」
そしてというのです。
「ノームの国ともね」
「つながっているのね」
「あのカリフ王との国ともね」
今のノーム王のお名前も出ました。
「そうなのよ」
「何か色々凄い街ね」
「オズの国だからよ」
ビリーナは笑ってこうも言いました。
「それでなのよ」
「色々なものがあるのね」
「そうなの」
まさにというのです。
「この国はね」
「お伽の国だから」
こう言ったのはクッキーでした。
「不思議なことが幾らでもあるのよ」
「そういうことですね」
「ええ、それとね」
クッキーはナターシャにさらに言いました。
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