第四百七十八話 ゴルゴムの大群と戦いその三
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「いるから」
「そうなのね」
「そのことも覚えておいてね」
「わかったわ」
「ホワイトさんもクイーンさんもだし」
二人にも話した。
「そっくりな人がね」
「多いのかよ」
「そうですか」
「そうなんだ」
これがというのだ。
「だから会う時は覚えておいてね」
「ああ、わかった」
「覚えておきます」
「そうしておくといいから」
「何か世界によって色々あるんだな」
田原は小野寺の話を聞いて述べた。
「全く違う様でつながりはあるんだな」
「何処かでそうだよ」
小野寺は田原にも答えた。
「どの世界も」
「そうなんだな」
「世界は無数にあるがだ」
門矢も語った。
「その一つ一つが全くつながりがないか」
「そうじゃないな」
「人は普通には行き来出来ないが確かにある」
その存在はというのだ。
「間違いなくな」
「だから俺達にしてもか」
「違う世界の違う人間でもな」
「つながりがあったりするか」
「そうだ」
まさにというのだ。
「それも人間だ」
「成程な、だから俺達もこの世界に来たか」
「そういうことだ」
「急に来た世界だが」
九内も語った。
「つながりが全くないという訳でもないか」
「そういうことだ」
「成程な、そう思うと親しみが持てる」
この世界にもとだ、九内は煙草を吸いつつ述べた。
「ならこの世界にいる限りだ」
「この世界でやるべきことをやっていくか」
「そうしていく」
まさにとだ、門矢に答えた。
「これからもな」
「そしてスサノオとの戦いもだな」
「していく、ゴルゴムの怪人達のことも大方頭に入れた」
このことについても言うのだった、実際に彼はファイルを何度も隅から隅まで読み込んでいる。これは他の面々も同じだ。
「戦闘力も弱点もな」
「なら戦闘の時はだな」
「その弱点を衝いてだ」
そしてというのだ。
「倒していく」
「そうして戦っていくことだ」
「そうだな、だが」
ここで九内はこうも言った。
「三神官や剣聖ビルゲニアは出ていない」
「シャドームーンもです」
アクは彼の名前も出した。
「スサノオは声だけでしたし」
「敵の幹部クラスという連中は見たことがないが」
「この世界でもそうか」
門矢は九内とアクの話を聞いてやはりという声で応えた。
「そうだろうと思っていたがな」
「その連中は出ないのか」
「スサノオは他の世界ではこれまで幹部クラスの怪人は出していない」
門矢は九内達にこのことも話した。
「一度もな」
「そうなのか」
「デルザーという幹部クラスしかいない組織を出してもだ」
この組織のことも話した。
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