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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
姫のマスターはひねくれゲス野郎でした。
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サイテー!」
「うっざ。カッコイイと思ってんの?」
「何あいつ…自分のこと"姫"っつったよ?まじキモくね?」
「てか一誠とか誰だよ?あんな奴学校にいた!?」
…。
顔、覚えたからな
あと最後のクソアマ、学校にいたとかよりもてめぇと同じクラスだったわボケ。
「待って!落ち着くんだみんな!!」
騒ぎ立てる女子達をおさめる正義。
そうするとクソアマ取り巻き共は彼の一言で一瞬にして静かになった。
しかし顔は不満そうであり、まだまだ俺やおっきーに何か言いたそうだ。
正義が言ってるなら仕方ない、と言った感じだろーな。
「一誠くん。キミは…島崎くんを知っているかな?」
「ああ知ってるよ。同じクラスメイトのだろ?」
「そう、知っているなら尚更だ。」
ちなみに島崎ってのは物語の最初でジュナオ二枚抜きしたやつな。
あそこで運を使い切ったのか、ワイバーンに食われて死んだけど。
「キミも見ただろう?彼の最期の勇姿を!彼は…僕らを救うためにドラゴンを引き付け犠牲になった…!」
………
…?
「いや、それ違うだろ。俺が見た限りフツーに食われたけど。」
「そんなことはない!彼は固い友情で結ばれた僕らを助けるため、自己犠牲を払って僕達を救ってくれたんだ!キミにはそれが…分からないのか!?」
俺の目がおかしくなければ、そいつは誰かを庇うとかそんなことせずただフツーに逃げ回ってフツーに食われたけど。
「彼という犠牲が無ければ…僕達はとうに死んでいた!
1人はみんなのために、みんなは1人のために
(
ONE FOR ALL ALL FOR ONE
)
。彼は僕の好きな言葉を体現して死んで行ったんだ!」
「いや知らないんだけど。」
「僕も…キミも!その犠牲の上に成り立っている!今こうして生きていられる!そうでありながらキミは!彼の尊厳を踏みにじり!そんなこと関係なしに一人で勝手に生き抜くというのか!?」
「だって関係ねーもん。」
「キミは…!!」
正義が歯を噛み締め、何か言いたそうにしている。
だってマジで関係ねーもん。
普通に死んだやつを美談で飾って英雄みたいな扱いしやがって。
助け合う?うるせーバカ。ここにいた奴らあの時あわよくば俺を犠牲にしようとしただろ?あの時の背中に刺さった視線はそういうやつだよ。
それに間違いなくおっきーがサーヴァントだと分かれば何かしらこき使うだろう。
主にクソムカつく女子共が。
あと、島崎くんの犠牲の上に成り立ってる?お前がそう思うんならそうなんだろーな。
でも、
「俺が助かったのはこいつのおかげだから。別に島崎とかいうやつが何しようがお前がどう言おうが俺はおっきーが来てくれたから助かりました。てめーらもは何の関係もございません。」
俺が助か
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