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僕は 彼女の彼氏だったはずなんだ 完結
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しまって・・それに、まだ、子供みたいだろう そのまま抱いて寝たよ」

「そうか 見た目と違って、純真だからな」

「そうなんだよ でも、天真爛漫なとこ好きになってしまったよ 大事にしようと思う」

「そうかー もう、伝えたのか 気持ち」

「うん 東京に行く前の日だったかな でも、転勤もあるだろうってこともな 卒業したら、何処へでも付いて行くって言ってくれた 嬉しかったよ」

「そうか 良かったやん あの娘 一生懸命だから、うまく行くよ」

 その間にテントの準備ができたからと連絡があった。

「俺達も泳ぎに行くか」と、修二が言ったけど

「荷物どうすんだよ」と、僕が心配すると

「べつに、大丈夫だろう たいしたもん無いし、見張りながら泳げばいいじゃん」と、昇二は気楽なもんだった。

 僕達がバーベキューの準備をしている間、女の娘達はシャワーを浴びて着替えに行ったのだが、戻ってきた明璃ちゃんは、カラフルなねじりハチマキを巻いていて、それも応援団のように端っこが長いやつで耳の横は花模様になっているのだった。

「明璃 止めてくれよな 何なんだい お祭りかー それはー」と、昇二が叫ぶと

「うん 気合入れてんだ 思いっきり食べるぞー」と、気にしてない振りだった。

「いいじゃない 楽しいよ その方が」と、美鈴はそれはそれで楽しんでいるようだった。

「それじゃあ 昇二との再会を祝って 乾杯しょうぜ 明璃ちゃん堂々と飲めるようになったし」

「堂々って もう去年二十歳になってますよーだ」

「まだまだ 子供だけどな 昨日なんかも、京都駅で、{昇二お帰り}と書いた紙掲げて待っていたんだぜ 恥ずかしかったよ」と、昇二が言うと

「うぅっ 昇二が大人にしてくれれば良いじゃぁない」と、明璃ちゃんは意味深だった。

 僕は、直ぐにわかったけど、美鈴のほうを見ると、美鈴も僕を見ていて、ウィンクしてきた。どういう意味なんだ。

「肉だ 肉だ 神様、私にこの聖なるお肉を与えてくれて感謝いたします」と、明璃ちゃんは食らいついた。

「バカ これは美鈴が用意してくれたんだよ」と、昇二は冷たく、ポツンと言って居た。

 食べ終わると、明璃ちゃんが「昇二 散歩に行こうよ」と、誘ってたら

「行くけど、そのハチマキだけは外してくれ それと虫よけスプレーしろよ」と、言いながら、手をつないで出て行った。明璃ちゃんは飛び跳ねるように喜んでいたのだ。

「僕達も、行こうか」と、誘うと、美鈴は

「ウン その前に、ちょっと」と、言って僕をテントに誘い込んだかと思うと、抱き着いてきて、「キッス」と言って顔を寄せてきた。

 砂浜を歩いている時、「ごめんね 私 蒼に大人にしてもらえなくて・・」

「バ
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