第一話 幸せとは何かその十七
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「出来る限り露出のない」
「そうしたものにしてもらうことね」
「あれよ、ワンピースでね」
それでとだ、一華は言った。
「下に長いパレオを巻く」
「そうしたら露出少ないわね」
理虹も頷いた。
「確かに」
「そうでしょ、それで肝心の私達はね」
「露出の高い水着ね」
「それを着て」
そしてというのだ。
「相手の子達にね」
「アプローチね」
「そうすればいいのよ」
「そういうことね」
「彼氏持ちは露出少なくて」
「彼氏いない私達は」
「露出多くよ」
そうするというのだ。
「それでいいのよ」
「一華の言う通りよ」
富美子も言った。
「かな恵はそうした時彼氏持ちだし」
「だったらね」
「露出は少なめ」
「それでいくべきね」
「そうよね」
まさにというのだ。
「それでいくべきよ」
「そうよね」
「さもないと彼氏持ちのかな恵だけ注目されて」
そうなってというのだ。
「私達にはね」
「男の子が来ないわ」
「そうなること確実だから」
「そうしたことも注意して」
そしてというのだ。
「やっていきましょう」
「出会いについても」
こう話してだった。
四人は団地まで帰った、そして。
それからはそれぞれの家に帰った。一華は自宅に帰ったが帰ると自分がそのまま成長した様な外見の母に言われた。
「全く、またなの?」
「うん、またなの」
酔ったその顔で母に応えた。
「かな恵達とね」
「遊んでいたのね」
「カラオケでね」
「全く、昔から暇があれば」
「五人で遊んでるわよね」
「仲いいのはいいことだけれど」
それでもというのだ。
「飲み過ぎ、夜遅くなることにはね」
「注意しないとね」
「そう、高校入ってからあんた結構飲んでるけれど」
「飲み過ぎ?」
「そう思うから」
母としてはというのだ。
「だからね」
「出来る限りなのね」
「お酒もね」
こちらのこともというのだ。
「注意しなさい、あと女の子は夜はね」
「遅くまでよね」
「出歩かない」
このことも言うのだった。
「いいわね」
「皆と一緒でも」
「それでお家の近くでもっていうのね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「そうしないとね」
「危ないのね」
「女の子は気をつけなさい」
母は娘に口をへの字にして告げた。
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