第137話
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、アッシュは真剣な表情で呟いた。
「旧校舎の地下や、内戦時の精霊窟で見かけた紋章……」
「”星杯”や”黒の工房”で戦ったアランドール少佐やリーヴェルト少佐の瞳にも同じものが発現していたな……」
「へ〜……じゃあボクも発現できるのかな?」
「洒落になっていないぞ……」
エリオットとユーシスの話を聞いて興味ありげな様子で呟いたミリアムの言葉を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて脱力している中マキアスは呆れた表情で指摘した。
「どうやら地精や”巨イナル一”に関わるものみたいだけど……」
「正確には魔女もだったか?」
アリサは紋章と謎の光を見つめながら呟き、クロウはエマに確認した。
「ええ……900年前の決別まで両者が使用していた紋章だそうです。祖母曰く、どういうものか魔女側には伝わっていないそうですが。」
「そのあたりの”真実”も明らかになるのでしょうか……?」
「うむ――――――そのまま進むがよい。」
エマの説明を聞いたセドリックが考え込み始めたその時ローゼリアの声がその場に響いた。
「お祖母ちゃん……」
「アンタね……さすがに説明不足すぎでしょ!?」
「なにせ時間がないからの。妾も支度手一杯だったのじゃ。疾く入ってくるがよい。……セリーヌは心の準備をな。」
エマが不安そうな表情で光と紋章を見つめている中文句を言ったセリーヌに対してローゼリアはいつもの調子で答えた。
「よし――――――入るか。」
「ん、オッケ。」
そしてその場にいる全員は少しの間黙り込んだがマキアスとフィーが口を開いて先に進む事を口にし
「ってちょっと!さらっと流さないでよ!?」
セリーヌは疲れた表情で指摘した。
その後アリサ達が光の中へと入っていくとそこは洞窟の中とは思えない広さの場所に転移した。
〜月の霊場〜
「ここが……」
「月霊窟の奥……ううん、”本体”みたいだね。」
周囲を見回しながら呟いたアンゼリカに続くようにトワは真剣な表情で呟いた。
「ええ、亜空間にある霊的な場……」
「内戦時の精霊窟とはちょっと違うね。」
「ああ……あの”黒の星杯”の方がまだ似ているな。」
トワの推測にエマは頷いて答え、フィーの感想にユーシスは静かな表情で頷いて同意した。
「にゃっ……!?ちょ、何なのよ……ニャアアアアァァァァ……ッ!?」
するとその時自身に何らかの異変を感じ取ったセリーヌが驚きの声を上げるとセリーヌは謎の光に包まれ、その状態にセリーヌが戸惑っていると何とセリーヌは猫の獣人の姿へと変化した!
「ほえええ〜っ!セリーヌが変身した〜
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