第二章
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「この子達もな」
「家族にしましょう」
「ケヴィンはマーフィーと仲良しだし」
「マーフィーは子猫達を見守ってるしね」
「種類は違うけれどお父さんもいるし」
そのマーフィーを見て言う、見れば彼は。
「ニャア〜〜」
「ナァ〜〜〜」
「ウニャ〜〜」
「ミャウ〜〜」
「ニャア」
四匹の子猫達の身体を舐めるケヴィンとそして舐められている子猫達を優しい目で見守っている、それで夫婦も話すのだった。
「それじゃあな」
「これからもね」
「ケヴィンと子猫達は家族だ」
「ええ、けれどマックスがいなくなって」
妻はここで家の中で立てられている写真を見た、そこには白い雄猫がいる。
「暫くしてケヴィンがうちに来るなんてね」
「不思議なことだね」
「本当にね」
「四匹の名前は雄はランディとヘンリー、雌はローズとリリーにしよう」
「いい名前ね、皆」
「そうか、それじゃあな」
「名前はそうしましょう」
夫婦でこう話した、そして。
夫婦は同じテキサス州のヒューストンに住んでいる夫の旧友のネットでのハンドルネームをハンバーガーというロナウド=トレーパーがっしりとした樽を思わせる身体つきで背は一七四程で顔中に茶色がかった金色の髭を生やしブロンドの髪の彼の家に行くと。
そこに三毛猫が四匹の子猫、三毛と茶と白、二匹の黒白の子猫達を連れて家の中を歩き回っているのを見た、それで夫婦でトレーパーに尋ねた。
「その猫は家族かな」
「貴方のファミリーね」
「ああ、この前うちに来たんだ」
トレーパーは夫婦にその通りだと笑いつつ答えた。
「ここの商業地区に野良猫のコロニーがあるけれどな」
「そこにいたんだ」
「そうなのね」
「母親、キャリがそこにいて」
大きな三毛猫を見て夫婦に話した。
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