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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
安住の地を目指して…
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!そうじゃないってば!!逆!!」
まぁいいたいことは分かる。
サーヴァントってのは確か本来食事を必要としない。
だから、毎日三食食べる必要なんてないんだ。
けど俺はいつも作る。
自分だけ食うのが後味悪いから?違う。
「だってお前、美味しい美味しい言いながら食ってくれんじゃんかよ。」
「え…。」
「照れくさいけどさ。やっぱ作った側としては美味いって言われんのはこの上なく嬉しいんだよ。」
「まーちゃん…!」
言うのがクッソ恥ずかしく、頭をかきながらそう言い捨てた。
「子供の頃から1人でいることが多くて、そんで自然と自炊する事が身についてって。両親にあれが出来たこれが出来たって言っても、そうだね位しか言われなくってさ。」
「…。」
「お前が初めてだよ。すごいとか美味いとか言ってくれんの。」
「そうなんだね…。」
孤独な幼少期を過ごしたせいで、心はすっかりひねくれた。
けどやっぱ、美味しいと言われるのは心地が良かったんだ。
「じゃあ次、俺な。」
「?」
さて、おっきーの質問に答えたんだから、今度は俺が質問する番だ。
「何で、お前はこの世界に来たんだ?」
「この世界?」
彼女いわく、俺のカルデアにいたとかなんとか。
しかしなぜわざわざこんな辛いし苦しい思いをしてまで俺のところに来たのか?なぜ俺と共にいようと思ったのか。
刑部姫ならばそんなことはせず、引きこもることを第一とするサーヴァントだ。
そんな彼女が、なぜ?
「きまってるじゃん。まーちゃんが好きだからだよ。」
「…。」
真正面からそう言われると小っ恥ずかしいぞ。
「まーちゃんのカルデアにはさ、姫以外にもアサシンいっぱいいたよね?」
「うん、まぁ。」
「それこそ、姫より強いアサシンなんてたーくさんいた。」
確かにこいつの言う通りだ。
俺のカルデアに高レアなアサシンクラスは刑部姫のみという訳じゃない。
じいじにカーマちゃん、酒呑童子に李書文など他にも刑部姫よりもずっと強いサーヴァントはごまんといる。
しかし、俺は刑部姫を使い続けた。
それに、
「姫が言うのもなんだけど、勿体無いよ。姫なんかに貴重な聖杯を5個もあげちゃってさ。」
フォウくんなんかで上限も上げきったし、聖杯捧げてLv100なんて当たり前だ。
絆だってとうにMAXだ。
どうしてそこまでするのか?簡単な事だ。
「好きだからに決まってんだろ。」
「…。」
「どうしたよ。」
「…いや、真正面からそう言われると…恥ずかしいかなって。」
好きだから、使う。
好きだから強くしたいし、聖杯を捧げたいし、絆のLvだってあげたくなる。
最初にも言ったはずだ。
強さとか効率とかそういうものではなく、サーヴァント
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