第六十六話 好き嫌いその三十九
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「本当に」
「というか教育委員会って何の為にあるんですか?」
「教育の改善点見付けて動いたりする為でしょ」
私はすぐに答えました。
「やっぱり」
「そうですか」
「当たり前じゃない」
「僕ずっとあるだけの組織って思っていました」
「それ違うから」
「そうなんですね」
「というか阿波野君は本当にとんでもない人にも出会ってきているわね」
このことを実感しました、あらためて。
「親戚の人といい」
「あと同級生にも」
「お友達じゃないの」
「友達じゃないです」
これまたはっきりと言いました。
「絶対に」
「只の知り合いね」
「知り合いにもなりたくなかった連中ですね」
「まあそういう相手も何人かいるわね」
同じ学年で、です。
「阿波野君にしても」
「それでそんな連中ともです」
「会ってきたのね」
「そうなんです」
「いい人と悪い人の違いが極端ね」
阿波野君の場合はです。
「これまで出会った人で」
「ひな形になる人と反面教師位の違いありますね」
「反面教師ね」
「何があってもそうなるかってです」
「思う位のなのね」
「そんな連中とも会ってきてますね」
「それも結構よね」
「色々なタイプの。それで、です」
私にさらにお話しました。
「僕は反面教師にする奴も多いんです」
「ああはなるまいって思う」
「はい、まあ僕もですよね」
自分から言ってきました。
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