第14節「呪いの凶刃」
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せて長剣を振るった。
横一文字に。ただ、空を斬った。
すると発生したのは、斬撃だった。
範囲は広く、余裕でこの廃ビルの全体へと及ぶほどの大きさだ。
アームドギアを『イクユミヤモード』にして構えたのは、斬撃が届くギリギリのタイミングだった。
防御は間に合ったものの、思わず膝を着く。それほどの威力が、その一撃にはあった。
「ぐ……ッ!」
「翔くんッ!」
「ッ!翔様ッ!!」
「行けッ!!未来、春谷さん!響を……頼むッ!!」
俺が言い切った瞬間、1階の柱と壁を全て破壊された廃ビルは崩壊した。
最後に俺の目に映ったのは、春谷さんに連れられビルの外へと脱出していく未来。
そして、俺の方へと手を伸ばしている、気絶した筈の響の姿だった。
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