第一幕その九
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「楽しみましょう」
「サウナだね」
「いいですよね、サウナって」
ナターシャはクールな感じの微笑みで言いました、表情は確かにそうですがその目はとても暖かいです。
「すっきりとして」
「そういえば貴女サウナ好きよね」
「大好きです、ロシアでお風呂はです」
「サウナね」
「ですから」
それでというのです。
「サウナが好きで」
「それでなのね」
まさにというのです。
「今もなのね」
「サウナに入って」
そうしてというのです。
「それからね」
「楽しむのね」
「そうしましょう」
「いいわね、じゃあ今夜のパーティーは」
トロットハナターシャの提案を受け入れてからさらに言いました。
「貴女のお国がロシアだから」
「だからですか」
「ロシア風にしましょう」
「ロシアのパーティーですか」
「ロシア料理を出して」
そうしてというのです。
「ロシアの飲みものもね」
「出してですね」
「楽しみましょう」
「それでは」
ナターシャも応えてでした。
この夜はサウナに入ってでした。
それからロシア料理とロシアの飲みものを飲んでロシアの音楽を聴きながらパーティーを楽しみました。そこで。
ナターシャはピロシキを食べて笑顔で言いました。
「美味しいですね」
「ええ、ロシア料理もね」
「はい、それにです」
ナターシャはトロットにさらに言いました。
「デザートにバナナやオレンジもあって」
「貴女本当に南の果物好きね」
パーティーに出席しているドロシーが笑顔で応えました。
「バナナやオレンジが」
「パイナップルもマンゴーもありますし」
「パパイアもあるわよ」
「皆大好きですから」
それでというのです。
「デザートを食べる時は」
「楽しみなのね」
「はい、一番」
「いやあ、凄く酔うね」
カエルマンはウォッカを飲みながら陽気に笑っています。
「このお酒は」
「ウォッカは強いからね」
キャプテンも一緒に飲んでいます。
「だからね」
「少し飲んで一気に酔って」
「気分がよくなるよ」
「そうだね」
「普段はワインだけれど」
トロットはロシア風の紅茶を飲みつつ言いました。
「今はウォッカね」
「ロシア風だからだよ」
キャプテンはトロットに応えました。
「だからお酒もロシアのもので」
「ウォッカね」
「そうだよ、ウォッカを飲んで」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「楽しむのね」
「ロシア料理を食べながらね」
「このサラダも美味しいわ」
クッキーはロシアのサラダを食べています、マヨネーズをふんだんに使ったかなり濃い感じのものです。
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