第一幕その七
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「その中に」
「そうでしょ、村も沢山あってね」
「街もですね」
「沢山あるの、それでね」
「また一つ街が出来るので」
「どういった街にするかをね」
「オズマ姫とお話をして」
ナターシャは言いました。
「そうしてですね」
「かかしと樵と臆病ライオンにも来てもらうの」
ドロシーの最も古い友人である彼等にもというのです。
「それでね」
「皆でお話をして」
「決めるわ。魔法使いさんとグリンダにも来てもらいたかったけれど」
「お二人は無理ですか」
「今はカドリングの王立大学に行って」
そしてというのです。
「大学のことをね」
「お話してですか」
「そして大学の拡張にあたっているの、モジャボロとムシノスケも一緒なの」
「皆さんお忙しいですね」
「今はね。だからね」
「今回の旅は」
「トロット達と楽しんできてね」
こうナターシャに言いました、そしてでした。
カエルマンとクッキーもすぐに到着してでした。
かかしと樵も来ました、二人はドロシーと再会を喜ぶ抱擁をするとでした。出迎えてくれたオズマに尋ねました。
「ではだね」
「今からだね」
「ええ、今度の街造りのことでね」
オズマはかかしと樵ににこりと笑って応えました。
「今からお話しましょう」
「僕もだね、ただね」
臆病ライオンはオズマの隣で言いました。
「僕はかかし君や樵君程頭はよくないよ」
「貴方には生きものの立場からの意見を欲しいの」
オズマはこう答えました。
「だからなのよ」
「会議に参加するんだ」
「そうなのよ。腹ペコタイガーとエリカとハンクは今はベッツイと一緒にラベンダー熊のところにいるわね」
「行っちゃったね」
「だから今ここにいる生きものは貴方とトトだけだから」
「それでなんだ」
「貴方も会議に参加して」
そしてというのです。
「意見を出して欲しいの」
「そういうことだね」
「ちなみにあたしは参加しないわ」
つぎはぎ娘は踊って言ってきました。
「政治には関わらないから」
「貴女の意見も聞きたいのよ」
「あたしは歌って踊るだけよ」
「そこからも政治のヒントが出るのよ」
「そうなの?」
「そうよ、けれどね」
それでもと言うオズマでした。
「貴女はそう言うから」
「だからなのね」
「仕方ないわ、では私達はお話をして」
政治のそれをというのです。
「そしてね」
「そのうえでなのね」
今度はトロットがオズマに声を掛けました。
「私達は」
「ええ、旅の準備をしてね」
「そしてよね」
「出発してね」
「わかったわ、では貴方達もね」
トロットはナターシャ達五人にお顔を向けて言いました。
「宜しくね」
「宜しくお願いします」
恵梨香は礼儀正しく応
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ