第四百七十七話 魔王の仲間達その十六
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「お刺身やフライもあるピョン」
「スパゲティもあるウサ」
「何かね」
この村の領主であるルナも言ってきた。
「トマトとかジャガイモとか玉蜀黍とかカボチャとかね」
「そうした野菜を作ってか」
「村は農業でも豊かになったわ」
ディケイドに対して答えた。
「本当にね」
「それは何よりだな」
「お水も豊かになって土地も肥えて」
そうしてというのだ。
「お風呂もあって見違えたわ」
「何かです」
ホワイトも言ってきた。
「ルナが領主としても目覚めた様で」
「有能になったか」
「以前は我儘なだけで」
それでというのだ。
「領主としては全く、でしたが」
「今ではだな」
「かなりよくなっていて」
そしてというのだ。
「村を富ませています」
「それは何よりだな」
「私もそう思います、この娘とクイーンは」
妹二人はというのだ。
「そうしたことは」
「努力してこなかったな」
「その発想がです」
領主として学ぶというそれがというのだ。
「全くでした、ですが」
「何か魔王に言われて」
そしてとだ、ルナは言ってきた。言いつつ魔法を使ってそうして傷付いた仲間達の傷を回復させている。回復させてらているのはフジだ。
「それでなの」
「目覚めたか」
「それで色々な作物も見せられて」
そうしてというのだ。
「道具も貰ったし」
「農業のだな」
「それで変わったのよ」
「あんたもだな」
「今じゃ上下水道もあるし」
村にはというのだ。
「全く見違えたわ」
「俺の領地もだ」
クイーンも言ってきた。
「今じゃな」
「そうした技術や作物を導入してか」
「魔王の旦那に言われてな」
導入してというのだ。
「随分とな」
「変わったか、あんたの領地も」
「ああ」
ディケイドに笑顔で答えた。
「今じゃな」
「それは何よりだな」
「姐さんも変わったぜ」
治療を受けたフジも笑顔で言ってきた。
「領主さんとしてもでな」
「あと何か恋にもウサ」
「目覚めたみたいピョン」
モモとキョンも言ってきた。
「どうにもピョン」
「そんな感じウサ」
「そ、それは気のせいだからな」
クイーンは顔を赤くさせてそれは否定した。
「俺は別にな」
「霧雨零さんウサ」
「その人だピョン」
二人はもうわかっていた。
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