第二章
[8]前話
「普通のキャットフードでないの」
「ボブキャットは普通の猫と違うから」
「だからね」
それでというのだ。
「お肉やお魚、獣医さんに言われてサプリメントもね」
「それもなのね」
「入れてね」
ご飯の中にというのだ。
「そうしてね」
「食べさせているのね」
「だからね」
それでというのだ。
「大きさもね」
「あるのね」
「そうなの」
「尻尾の先が黒いのがジプシー、白いのがモナコなんだ」
マイクは名前も話した。
「二匹共雄だよ」
「雄か」
「最初はモナコだけがいたけれど」
うちで飼っていたがというのだ。
「ジプシーも来て」
「二匹共か」
「家族になったんだ」
「そうなんだな」
「普通の猫と違うからね」
即ちボブキャットだからだというのだ。
「引っ掻いたり噛むのも」
「強いな」
「お陰で生傷が絶えないよ」
マイクはデヴィットに笑って話した。
「手に」
「見れば二人共結構あるな」
「この通りな」
実際に二人共あった。
「そうだよ、けれど二匹共攻撃しないから」
「だからか」
「大怪我にはなっていないよ」
「ボブキャットも猛獣だしね」
「そこは助かるよ、しかしお互いに」
「ボブキャットが好きになってるな、うちは飼ってないけれどな」
デヴィットは笑ってこうも話した。
「けれどな」
「それでもだね」
「ああ、これからもな」
「写真撮っていくね」
「そうしていくよ」
「その写真楽しみにしているよ」
サイト等に載せるそれをというのだ。
「僕も」
「そうしておいてくれよ」
「うん、それで彼等もだね」
「撮っていいかい?」
「是非共ね」
「そうか、じゃあ撮らせてもらうな」
「ナア」
「ウニャア」
二匹はその場にくつろいでいた、その彼等をだった。
デヴィットは撮った、そしてアリゾナに帰ってから自分のサイトやツイッターに彼等の画像だけでなく動画もあげた。すると好評で。
彼は妻に笑顔でこう話した。
「これからもな」
「撮っていくわね」
「そうするな」
ボブキャット達をとだ、こう言ってだった。
今度は数日後又屋根の上に来ていた親子を撮った、そうしてまた楽しむのだった。
屋根の上のボブキャット 完
2021・10・25
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ