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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百十一話 怪物達、また騒動を起こすのことその八
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うのだった。
「背景にいるだけだぞ」
「何っ、そこまで酷いのか」
「娘にも会えない」
「そういえば貴殿は」
 公孫賛はここで男の横顔を見た。するとだ。
「藤堂香澄に似ているな」
「香澄にか」
「気のせいか、似ているな」
「そうだろう。わしは香澄の」
「香澄の?」
 何故かだ。こう言ったところでだ。
 男は姿を消していた。後には誰もいなかった。
「今のは一体」
 公孫賛も首を捻る。全く以て謎の男だった。
 何はともあれだ。舞台は進み。
 三姉妹もその偶像支配も歌い終えた。そうして。
 採点が行われる。優勝は。
 何とだ。同時優勝だった。
「えっ、三姉妹と偶像支配が!?」
「互角とは」
 劉備と関羽がそれぞれ驚きの声をあげる。

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