第三百九十二話
[8]前話 [2]次話
第三百九十二話 やっぱり解かない
美樹は華奈子そして梨花と一緒に泳ぎ続けていた、今は美奈子と赤音は二人で泳ぎ春奈と亜美も二人で今度は泳ぎに入っている。
その中で背泳ぎをする美樹に華奈子は平泳ぎをしながら横に来て言ってきた。
「奇麗に泳いでるわね」
「背泳ぎも?」
「ええ、それで今も髪の毛は」
「このままよ」
ポニーテールのままだというのだ。
「やっぱりね」
「そうなのね」
「邪魔にならないで動きやすいから」
だからだというのだ。
「それはね」
「変えないのね」
「このまま泳ぐわ、それでお風呂に入る時に」
その時にというのだ。
「解くから」
「そうするのね」
「だからプールにいる間は」
つまり今はというのだ。
「このままね」
「ポニーテールね」
「それでいくわ」
「本当に普段は髪の毛解かないのね」
「ええ、お風呂の時と寝る時以外はね」
その時以外はというのだ。
「こうしてね」
「そのままでいて」
「泳ぎもするのね」
「これまで言った通りね」
そうするというのだ。
「そうするわ、それとね」
「それと?」
「このまま泳げるだけ泳ぐわ」
そうするというのだ。
「それで泳ぎ疲れたら」
「その時はなの」
「一旦休んでまたね」
「泳ぐのね」
「そうするわ」
こう言うのだった。
「お昼も休むけれど」
「泳ぎ疲れても」
「それでもなの」
「そうするから」
それでというのだ。
「だからね」
「今はそうして泳ぐのね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
美樹は背泳ぎで五十メートル泳いでからだった。
それから今度は平泳ぎで泳いだ、華奈子はその美奈子の横で今度は背泳ぎで泳いだ。そこには梨花もいて彼女はずっとクロールだった。
第三百九十二話 完
2021・8・6
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ