第一幕その六
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「生でもね」
「好きなのね」
「どんなお料理にしてもね」
「成程ね」
「鯉もいいですよね」
ナターシャも言ってきました。
「どうお料理しても」
「美味しいわね」
「はい、あのお魚も」
「大きいしね」
「食べどころも多いですね」
「だから好きで」
「よく召し上がられるんですね」
トロットににこりとして応えました。
「そうですね」
「そう、だから今回の旅でも」
「鯉をですね」
「いただきたいわ」
ナターシャに笑顔で言いました。
「是非ね」
「鯉もいいですね」
「そしてお寿司もで」
それにというのです。
「色々美味しいものを食べて」
「旅を楽しみますね」
「そうしましょう」
「わかりました」
「さて、そのお寿司は何処で食べられるのかな」
キャプテン=ビルはドロシーに尋ねました。
「イックスの国よ」
「ああ、あの国なんだ」
「そうなの、あの国にいるの」
その職人さんはというのです。
「そうなの」
「そういえば以前わしはあの国に使者として行ったね」
「そうだったわね」
「あちらにある国々にもね」
「そうだったわね」
「なら丁度いいね」
キャプテンは笑顔で言いました。
「どんな国か。行く道も知っているし」
「それならね」
「問題なく行けるから」
それでというのです。
「地図も持って行って」
「そのうえでね」
「行くよ」
こうドロシーに答えました。
「そうさせてもらうよ」
「そうして楽しんできてね」
「今回の旅もね」
「是非ね」
「ドロシーも行きたいけれど」
トトがドロシーの考えを代弁しました。
「けれど今はね」
「ええ、オズマと一緒にね」
「お仕事があるからね」
「どうしてもしなければならないのよね」
「お仕事はね」
「またオズの国に街が出来るから」
それでというのです。
「その街の区画整理や暮らす人の生活のことをね」
「考えないといけないからね」
「そうなの。だからね」
「ドロシーは今は旅には出られないんだよね」
「そのお仕事が終わったら」
そうしたらというのです。
「行けるわ」
「そうだね」
「だからね」
それでというのです。
「今はね」
「お仕事を頑張るね」
「そうするわ」
「そういえばオズの国は色々な街がありますね」
ここでナターシャが言いました。
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