第四百七十七話 魔王の仲間達その十
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(っていうかあまり理由になってないんじゃないか)
「その強さか」
「あんた達も強くなる」
ディケイドは当然という声でこうも言った。
「訓練をしていけばな」
「それでか」
「そうだ、だからだ」
それでというのだ。
「これから毎日訓練をしていく、そうすればだ」
「あんた達の様に強くなってか」
「怪人も一度に数体をだ」
敵である彼等をというのだ。
「倒せる様になる」
「そうなるか」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「いいな」
「訓練をだな」
「していく、そしてゴルゴムが出て来た時は」
まさにその時はというのだ。
「共に戦うぞ」
「わかった、ではだ」
「訓練をしていく」
「そうしていこう、しかし」
クウガの強さを見てまた言った。
「本当に強いな」
「あれが仮面ライダーだ、そしてだ」
「あんたもだな」
「そうだ」
仮面ライダーだというのだ。
「そういうことだ」
「そうだな、ならだな」
「その強さ見ておけ」
こう言うのだった。
「いいな」
「そうさせてもらう」
「しかしね」
ここでトロンがディケイドに言った。
「あんた最初から思っていたけれど」
「どうした」
「喋り方がぞんざいね」
このことを言うのだった。
「本当に」
「これが俺だ」
ディケイドは平然として答えた。
「それは変わらない」
「誰に対しても?」
「そうだ」
こう返した。
「だから言うことはない」
「そうした喋り方ってことね」
「そしてこうした人間だ」
「そうなのね」
「嫌か」
「気になっただけよ」
それだけだとだ、トロンも返した。
「ただね」
「そうか」
「ええ、まあそういうことなら」
トロンも納得した声になっていた。
「いいわ」
「そういうことでな」
「ただあんたやっぱり魔王みたいね」
九内も見て言った。
「そんなところあるわ」
「そう思うか」
「そうね、けれど魔王と言っても」
トロンはさらに言った。
「人間ね」
「仮面ライダーは人間だ」
ディケイトはこう返した。
「さもないと仮面ライダーになれない」
「人間でないとなのね」
「確かに人間でなくなった奴もなる」
その仮面ライダーにというのだ。
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