第四百七十七話 魔王の仲間達その七
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「出そうと思えば」
「何百も出せるか」
「何千、万もね」
「万って嘘でしょ」
ルナはその数に思わず声をあげた。
「あんな連中が」
「それが出そうと思えばなんだよ」
小野寺はルナにも話した。
「スサノオはな」
「出せるのね」
「それだけな」
「とんでもない奴ね」
「だから神様でしょうね」
「そうね」
ミンクとオルガンはこう考えた。
「だからあの連中も幾らでも出せる」
「出そうと思えば」
「神様ね、魔王じゃなくて」
ルナはこうも言った。
「そうなのね」
「俺も魔王だった」
門矢はここで自分のことを話した。
「実はな」
「えっ、仮面ライダーじゃないの」
「そうだった時もある」
また驚いた門矢に言った。
「一度な」
「あんた本当に色々経験しているのね」
エビフライの言う通りと思っての言葉だ。
「魔王になったこともあるって」
「どうということはない」
「どうということもあるわよ」
門矢に即刻返した。
「こっちにもいるけれど」
「俺もだな」
「魔王同士ね、けれどあんたもこっちの魔王もね」
門矢だけでなく九内も見て言った、ルナにとって見ればもう二人共仲間なので特に垣根はなく言えた。
「別に禍々しくはないわね」
「そうなんだよな、これが」
クイーンも言った。
「二人共な」
「姉様もそう思うわね」
「ああ、別にな」
「邪悪さは感じなくて」
「むしろ器が大きくてな」
「こっちの魔王は悔しいけれど」
それでもというのだ。
「頼りになる」
「門矢の旦那はそうした要素もなくてな」
「頼りになるわね」
「そんな人達だな」
「私について思うのは別にいいが」
九内は悔しいだのいうことは気にせず述べた。
「だがデータは頭に入れておこう」
「それは絶対ですね」
桐野も言ってきた。
「敵を知ってこそです」
「充分に戦える」
「ですから」
「全て頭に入れておこう」
「全ての怪人のことを」
「そうしていこう」
こう桐野に返した。
「そしてだ」
「訓練もですね」
「していこう、あとだ」
九内はさらに言った。
「スサノオの戦術戦略も知りたい」
「そちらもだね」
今度は海東が応えた。
「どういった戦いをしてくるか」
「怪人だけでなくな」
敵の戦力に加えてというのだ。
「そちらも知りたいが」
「うん、それはね」
九内達にスサノオの他の世界のことも話した、そして。
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