第百十話 八神、都に来るのことその九
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」
「こんな馬鹿は見たことないケ」
幻庵も覇王丸と飲みながら唖然となっている。
「最強の馬鹿だけ」
「そうだな。こいつはもうどうしようもないだろ」
アースクェイクも逆の意味で太鼓判である。
「というか何を勉強してきたんだよ」
「御前学校の成績どういう感じだったんだ?」
ビリーは禁断の質問をした。
「一体な。どうだったんだ」
「あん!?体育以外は全部一だったけれどな」
「五段階でか?」
「十段階でもだよ」
ダントツだったというのだ。
「あとテストはな」
「全部赤点かよ」
「二桁取ったことはねえな」
「百点満点で、だよな」
「ああ。まあそれでも生きるのには困らないな」
「絶対に駄目だな」
ビリーはあらためて結論を出した。
「手前もうリリィに近寄るな」
「おい、何でそうなるんだよ」
「多少の馬鹿なら俺だって許す」
ただしだ。こうしてから許すというのだ。
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