第三百四十話 戻って来てその三
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「ちょっとでもね」
「休んだ方がいいわね」
「暖かい場所でね、元旦だけじゃなくて年末年始は忙しいから」
だからだ。
「あまりね」
「無理は出来ないわね」
「そこで無理したら」
それこそだ。
「冗談抜きで肺炎もあるよ」
「肺炎は命に関わるわね」
「結構命落とす人多いよ」
これがだ。
「今もね」
「死ぬ原因でもかなり上よね」
「そうなんだ」
「だから気をつけるべきね」
「下手したらね」
その肺炎がだ。
「肺膿になるから」
「それもなるの」
「もうこうなったら」
歌舞伎役者の片岡仁左衛門さん片岡三兄弟の三男さんがなられたそうだ。何でも実は八人兄弟でその中の七人目の方だという。
「かなり危ないよ」
「そうなの」
「もう肺炎以上にね」
肺炎でも危ないのにだ。
「命の危険があるよ」
「だから気をつけないといけないのね」
「うん、お正月こそね」
「休める時に休んで」
「そうしてね」
そのうえでだ。
「身体を労わることもね」
「しないといけないわね」
「若しそれを怠ったら」
その時はだ。
「冗談抜きにね」
「年末年始忙しいから」
「僕も色々動き回ってるしね」
これは毎年のことだ。
「だからね」
「余計になのね」
「休める時に休んで」
そうしてだ。
「労わらないとね」
「駄目ね」
「だから帰ったら」
八条荘にだ。
「休むよ」
「お昼寝するのね」
「何か元旦こそ勉強する人もいるけれど」
一年の計は元旦にあり、でだ。
「ちょっとでもね」
「休んだ方がいいわね」
「僕達みたいに大晦日からお参りしていたら」
除夜の鐘にはじまってだ。
「余計にね」
「少しでも休んで」
「明日からに備えないとね」
「いけないわね」
「一年長いよ」
三百六十五日あってだ。
「だからね」
「お正月から身体を壊さない様に」
「もうね」
それこそだ。
「少しでもね」
「休むべきね」
「暖かい場所でね」
「暖かいお雑煮を食べて」
「本当にお昼はそれだろうし」
お正月だけあってだ。
「まずはね」
「お雑煮食べて」
「それで温まって」
そのうえでだ。
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