第百十話 八神、都に来るのことその五
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羽に問い返す。
「これはな。俺達にとっちゃな」
「絶対にしなければならないことだ」
「過去のことだな」
関羽はあらためて二人に言った。
「確か御主達は」
「ああ、こいつに最後の最後でな」
「いきなり暫くは立ち直れないだけの傷を受けた」
その過去のことをだ。二人は忌々しげに話す。
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