第三百九十一話
[8]前話 [2]次話
第三百九十一話 準備体操をして
梨花はかなり念入りに準備体操をしている、華奈子はそんな彼女黄色のビキニで実は露出が一番多い彼女にプールの中から尋ねた。
「梨花ちゃん泳がないの?」
「準備体操をしてね」
それでとだ、梨花は華奈子に答えた。
「その後でよ」
「もう十分はしてるでしょ」
「それだけしないと」
「駄目なの」
「身体ほぐして温めないとね」
さもないと、というのだ。
「身体によくないでしょ」
「冷たいプールの中に入るしね」
「今日朝起きてちょっと食欲なかったから」
それでというのだ。
「今日はね」
「じっくりと準備体操してるの」
「そうなの」
こう華奈子に答えた。
「けれどそろそろ終わるから」
「そうなのね」
「それで終わったら」
「泳ぐのね」
「そうするわ」
「それじゃあね」
「もうすぐそっち行くわ」
梨花は笑顔でこう言ってだった。
実際にすぐに準備体操を終えてそうしてプールに入って泳いだ、華奈子は彼女の泳ぎを見てこう言った。
「速いじゃない」
「ううん、やっぱり念入りにね」
「準備体操をしたから」
「それでね」
その為にというのだ。
「本調子が出たかも」
「そうなのね」
「調子が悪いと思ったら」
その時はというのだ。
「準備体操もね」
「念入りになのね」
「してね」
そしてというのだ。
「やったらいいみたいね」
「そうなのね、あたしも準備体操はしてるけれど」
華奈子もそれは欠かしていない。
「やっぱりなのね」
「そう、念入りにね」
「したらいいのね」
「そうだと思うわ」
調子の悪い時はというのだ。こう話してだった。
梨花は泳ぎ続けた、その速さは華奈子にも負けていなかった。
第三百九十一話 完
2021・8・6
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ