暁 〜小説投稿サイト〜
剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
080話 記憶巡り編 とある視点で見る記憶 その7
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
面をグーパンして帰ってきたという。
慎二さんって節操ないねぇ……。
士郎さんも安心したのか洗面所に向かうのだけど、そこでラッキースケベ展開が!
なんとセイバーさんが服を脱いでお風呂に入ろうとしていたのだ。
まさにもう脱ぎきって裸の状態である。
士郎さんもすぐに顔を赤くさせて扉をすぐに閉めた。
んだけど……、セイバーさんは羞恥心というものがないらしく、せっかく士郎さんが閉めた扉を開けて外に出てくる始末で、

『まさか、セイバーは裸が恥ずかしくないのか!?』

必死に顔を逸らす士郎さんにセイバーさんは、

『私は女である前に騎士……そしてサーヴァントです。ですから恥ずかしがる必要など皆無かと』

それで士郎さんはもう必死に逃げていくのであった。
それで周りのみんなの視線がどこか冷たいかと……思われたのだが、逆に同情されていた。

「セイバーさん……あれはさすがに純情な高校生の士郎さんには目の毒だって……」
「騎士って類は羞恥心をどこかに置いてきたアルか?私は恥ずかしいからきっとすぐに隠れるネ……」

他にも色々言われていて、

《さすがに俺も今の現状は逆の意味で居た堪れないのだが……》

士郎さん、今回は南無。
でも、ラノベとかだとこういう展開って好感度が上がったら急に羞恥心を覚えてしおらしくなるもんじゃない!?
まだ、もう一回お風呂イベントが起こるわね!これは確信に近いわ!



それから今度は凛さんと魔術の練習を始めたけど、急に飴玉みたいなものを呑まされた。
なんと飴玉ではなく宝石だという。
凛さんがいうには魔術回路を作るためにスイッチを作るという。
その無駄を省くためだという。

それと凛さんの説明では、投影というものは物を複製するもので作ったものはすぐに消滅するという。なんか矛盾するなぁ。

それから一度横になって休んでいると、今度はアーチャーさんが士郎さんに話しかけてきた。

『凛は勘違いしている。天才には凡人な悩みが分からない。凛は優等生すぎるから落ちこぼれのお前にまともな教え方をしても無駄という事に気づかないのだ』

士郎さんは喧嘩を売られたと思ったのか、怒気を強めるが、アーチャーさんは構わずに言葉を続ける。

『一度しか言わないからよく聞け。戦いになれば衛宮士郎に勝ち目はない。なにをしようがお前はサーヴァントに太刀打ちできない』
『なに!?』
『ならばせめてイメージしろ。現実で敵わぬ相手なら想像の中で勝てる物を幻想せよ。お前に出来る事などそれくらいしかないのだから』
『…………』
『私もどうかしているな。殺すべき相手に助言などをするなど』

そう言ってアーチャーさんは霊体化して姿を消した。
士郎さんは意味が分からないと言った感じでもやもやしていた。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ