第三百三十九話 帰り道その四
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「そうした人はね」
「そうした人生でもいいの」
「気付かないから」
そうした頭がないからだ、二人で八条荘に戻る道を歩きながらそのうえで香織さんに対して話した。
「だって北朝鮮がいいんだよ」
「あの国が」
「あそこの階級制度がね」
そして世襲制がだ。
「あそこの人達が支持してるって言って」
「支持ってないでしょ」
香織さんは即答だった。
「あそこには」
「独裁国家だからね」
それも究極と呼ぶまでにだ。
「だからね」
「ないわよね」
「絶対にないよ」
あの国にはだ。
「強制でね」
「従わせているだけね」
「洗脳とかでね」
「じゃあ支持なんてね」
「ある筈ないよ」
こんなことは一目瞭だ。
「その時点でね」
「馬鹿だってなるのね」
「それで日本の皇室は反対というのは」
「皇室の方がずっと支持されてない?」
「日本の人達にね」
「けれどそっちは反対なのね」
「日本の方がずっと民主的だけれどね」
色々問題はあると思うが少なくとも北朝鮮みたいな国なんかと比べるまでもない位民主的であると断言出来る。
「けれどね」
「日本は駄目なの」
「うん、要するに」
こうした人達はだ。
「自分が支持しているかどうか」
「それで決まるのね」
「他の人の意見とかはね」
「どうでもいいのね」
「むしろ自分と違ったら」
その場合はだ。
「民主的って言っても」
「自分では」
「けれど潰そうとするから」
加藤周一なんて学者は南京大虐殺がないとかいう主張は政府が言うのを禁じてもいいとか言った、これが自称民主的な人の言うことだった。
「そんなものだからね」
「人間としてもおかしいわね」
「だからもうね」
そんな人達はだ。
「大人になっても」
「まともに生きていけなくて」
「沖縄の基地の前とかにいたり」
テントを張ってずっとだ。
「毎日平日の昼間からデモをやる」
「そうした人達になるのね」
「生活費は不明だけれどね」
まともなそちらの人達はちゃんと働いている、右翼の人達でも同じだ。けれどこうした人達もいるのだ。
「何処から出ているのか」
「そこ気になるわね」
「そうした人達がなるものなんて」
もうだ。
「そうしたね」
「いいものじゃないわね」
「普通の企業は就職出来ないよ」
勿論公務員も無理だ。
「テロ起こして人殺してもいいとか普通に言う人なんて」
「馬鹿過ぎて」
「誰も雇わないよ」
「それで雇う様だと」
「人を見る目がそこまでないなら」
もうそれならだ。
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