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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第三百三十九話 帰り道その二

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「カルトには特徴があるって」
「お金を欲しがったり」
「それで好戦的で」
 そしてだ。
「人の不安をね」
「煽るのね」
「憎しみとかも煽って」
「そうした特徴があるのね」
「こうしたところはね」
 まさにだ。
「カルト教団の特徴だってね」
「お父さんに教えてもらったの」
「もう絶対に何かあるってね」
 カルト教団にはだ。
「教祖自身が神様とかキリストとか言ってたら」
「もっと言えるのね」
「そう言ってたよ」
「そういえばお金をね」
 こちらをとだ、香織さんも言った。
「やたら欲しがるイメージあるわね」
「カルト教団はそうだよね」
「信仰じゃなくてお金目的なのね」
「実はね」
 口ではあれこれ言っていてだ。
「それで自分だけが助けられるとか他の人の言うことは信じるなとか」
「そうも言うのね」
「洗脳にかかって」 
 そうしてだ。
「完全に手駒にする為にそう言うのもね」
「特徴なのね」
「それで自分達が絶対に正しい」
 そうしたことをだ。
「言って他の宗教や宗派を攻撃したら」
「完璧ね」
「だからオウムなんてね」
 この宗教に至るとだ。
「テロもしたし」
「完璧にカルトね」
「もうカルトのサンプルだよ」
 まさにだ。
「これ以上はないまでのね」
「そうなるわね」
 香織さんもそれはと頷いた。
「あの宗教は」
「それでそのカルトは権力に反対していても」
 国家権力という権力にだ。
「そのやっていることがね」
「テロとか殺人とか」
「詐欺紛いだったりね」
 そうした無茶苦茶なことをしていてもだ。
「国家権力に反対していても」
「問題外よね」
「それでそうした連中がテロをして」
 そしてだ。
「大勢の人を殺しても権力に反対するならそのテロとかカルトもいいなら」
「もっと酷いわね」
「これこそ馬鹿だよ」
 もう正真正銘のだ。
「この世に生きていていいのかっていうレベルのね」
「最近義和そうした人のお話するわね」
「あんまりにもインパクトあるからね」
 その為にだ。
「ついついね」
「思うのね」
「そうなんだ」
 これがだ。
「こうなってはいけないと思って」
「それで反面教師にって考えてるの」
「うん、だって犯罪で人を殺してもよくて」
 これだけでも最悪なのにだ。
「殺された人の人生や遺族、お友達の苦しみや悲しみなんかも一切考えないし考えようともしないんじゃ」
「生きていても」
「仕方ないよ」
 思いやりがなくて無神経でもあってだ。
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