第七章
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ったね」 と言ってしまって ミクが「失礼ね いつまで触ってんのよ」と怒られてんでやんの」支えた時、胸に手まわしてたんだよね」と、真一がその時のことを説明していた。
「いや 僕は ただ 転ぶのを守っただけだよ」
「だけど、その後が どんくさいよ 何の言い訳もなく 謝ってしまってさ 確かに、周りから見ると胸をしばらく触っていたよ」
「違うんだよ 抱えた時、僕も尻もちをついてしまって、しばらく動けなかったんだよ だけど、柔らかかったけどな 胸の感触」
「うそー やーらしい 誠さん」と、華ちゃんがはやし立てていた。
「男って、そーいうことってあるんだよなぁー そのつもりなくてもさ 僕も、この前、ボールペン落として拾らおうとしたら、偶然、頭が愛ちゃんのお尻に触れちゃってね、その時の愛ちゃんの顔が鬼のようになっていたよ」と、僕が言うと
「あらっ あの時はわざと落としたって思っていたよ」と、愛ちゃんがサラッと返していた。
飲み食いしている間に、健一郎君もお腹いっぱいになってきたのか、ぐずりだして帰りたそうだったので、友部さんが先に帰るねと言いだして、みんなでお開きにしようとなった。
「荒井君と中野君は責任もって華ちゃんを送って行くんだよ」と、一方的に言っていた。が、こそっと僕に
「もう少し、付き合ってね」と、小声で言ってきた。そして「華ちゃん、ちゃんと送ってもらうんだよ」と、みんなを送り出していた。
何で、僕がと思っていたら、「おトイレ行くから、待っててね」と、念を押されて、ずるずると・・
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