第15話 姉上と正宗
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ないわ。でも、ちゃんと麗羽のことを守って上げるのよ。麗羽は女の子なんだから、分かっているの?」
姉上は急に思いついたのか私にそう言ってきました。
「言われないでも分かっています。危なくなれば守ります。ですが、旅先では何が起こるかわからないのです。麗羽自身にも力をつけてもらわないと、もしもということがあります」
私は真剣な顔で姉上に言葉を返しました。
「燐お姉様、麗羽は正宗様の足手まといには成りたくはないですわ。だから、正宗様の指導を受けていますの」
麗羽は燐お姉様に抗議していました。
「何よ〜、私は麗羽のことを思って、言って上げたのに。それに麗羽は気負い過ぎよ。足手まといに成りたくないという気持ちは分かるけど、正宗に頼るときは頼りなさいね。そんなだと余計に危ない目に遭いかねないわ」
姉上は私と麗羽に不満を言うと、麗羽に対して助言をしていました。
「姉上にしては、いいことを言いますね」
「それはどういう意味かしらね。正宗!」
「ふふっ、2人とも仲が良いですのね。姉上様にはご助言感謝いたしますわ。そのこと、心に留めおいておきますわ」
その後は、鍛錬を早めに切り上げ、姉上の奢りで4人で食事に行くことになりました。
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