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おぢばにおかえり
第六十六話 好き嫌いその三十四

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「毎週食べたいですね」
「そうなのね」
「はい、あと大阪の自由軒のカレーも」
「難波の方にある?」
「千日前じゃないですか?」
「まあとにかくあの辺りね」
「あそこの商店街にありますね、お店」
 他には蓬莱や北極もあります、そしてすぐ傍になんばグランド花月もあります。少し歩けば道頓堀にも行けます。
「あそこのカレーも好きです」
「織田作之助の小説にも出て来るわね」
「夫婦善哉ですね」
「あの作品に出てるって聞いたわ」
「いづも屋や夫婦善哉も出てきますよ」
 こういったお店もというのです。
「鰻に善哉ですね」
「あれよね、鰻がご飯の中にある」
「その鰻丼ですね」 
 いづも屋というとです。
「一回親戚の人に連れて行ってもらってです」
「行ったことがあるの」
「そうなんですよ」
 そのお店にもというのです。
「それで行きました、夫婦善哉にもです」
「あのタイトルのお店になの」
「去年の夏一人で」
「色々行ってるのね」
「難波は結構馴染みで。ただ夫婦善哉って本当は二人で行くお店なんですよね」 
 私の方をじっと見て言ってきます。
「これが」
「だから夫婦なのよね」
「善哉も二つ出ますし」
「そうよね」
「それで今度は誰かと一緒に行きたいですね」
 ずっと私の方を見ています、どういう訳か。そのうえで私に対して言ってきます。
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