第三百九十話
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第三百九十話 遊ぶことも
春奈は青い大人しいデザインのワンピースの水着を着ている、そのうえで流れるプールでゴムボートに乗っているが。
一緒にいる黒の背中がかなり出ているワンピースの水着の亜美に言われた。
「こうしてボートに乗ってても楽しいな」
「そうよね」
「そやから今はな」
「ボートで楽しむのもいいわね」
「それでゆっくり楽しんで」
そしてとだ、亜美は笑顔で言った。
「後で泳ぐこともな」
「すればいいわね」
「遊びたい時に遊んで」
「泳ぎたい時に泳げばね」
「ええさかいな」
「そうよね」
「そやから今はな」
ボートにのりつつ春奈に話した。
「こうしてやで」
「ゆっくり楽しむのね」
「流れるプールをな。それとな」
「それと?」
「お昼何がええやろ」
ここで亜美はこんなことも言った。
「このプールお店多いけどな」
「一杯あるわよね」
「一体何食べよか」
「迷うわね」
「具体的に考えるとな」
「そうよね」
「お好み焼きもええし」
亜美はまずはこの料理を挙げた。
「おうどんでもラーメンでもな」
「いいわね」
「それで王道のな」
亜美は笑ってこうも言った。
「カレーな」
「カレーは王道なのね」
「もう何を食べようか困ったら」
その時はというのだ。
「やっぱりな」
「カレーなのね」
「そやさかいな」
「カレーもいいのね」
「そう思うわ、まあそれはな」
「後でね」
「お昼になったらな」
ここでも笑顔で話した。
「決めような」
「それじゃあね」
亜美も頷いた、そうした話もしながらだった。
二人は今はゴムボートを楽しんだ、流れるプールで揺られながら進むそれも決して悪いものではなかった。
第三百九十話 完
2021・7・30
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