暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga27其は王を支える最後の使徒〜Paymon〜
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のだ。・・・ユーリ。お前の魔力は我が使わせてもらう」
「はいっ、ディアーチェ! それでは皆さん! お先に失礼しますね!」
満面の笑みを浮かべて私たちに手を振るユーリの小さな体がゆっくりと輪郭を崩していく。そしてユーリを構築していた魔力はディアーチェの周囲を踊るように回って、彼女の上下左右に展開されたベルカ魔法陣4枚と、その放射面から伸びる4つの環状魔法陣の間で集束を始めた4つの魔力球に吸い込まれた。
「それでは私の魔力はなのは、あなたに託します」
「シュテル・・・」
「悲しむ必要はありません。いずれオリジナルの私たちとの再会が待っているはずです」
「ボクはオリジナルにだな! 姉っ子はどうせ集束系とか覚えてないだろ?」
「事実なだけに言い返せないのが割と悔しいかも」
「・・・レヴィ」
「私の魔力はアリサにあげるであります! しっかり役立てるでありますよ!」
「任せておきなさい。アンタの分までパイモンをシメてやるわ」
「・・・すずか。あなたは集束系は持っていませんでしたわよね?」
「だけど、アイルの魔力を無駄にはしないよ。私が必ず活かす」
「えっと・・・他に集束系を扱える方はいらっしゃいますか?」
「ディアーチェ達に比べればスズメの涙ほどしかない私とアミタの魔力を使ってくれる子は居るかしら〜?」
「あ、ティアが集束砲使えますよ! ね? ティア」
「え、ええ。・・・私が責任を持ってお2人の魔力を使わせていただきます」
ディアーチェはユーリ、私はシュテル、フェイトちゃんはレヴィ、アリサちゃんはフラム、すずかちゃんはアイル、そしてティアナはアミタさんとキリエさん。みんなの体を構築している魔力を利用しての最大の一撃で、ミミルさんを墜とす。
(はやてちゃん達がルシル君とアイリを追ってからかなり時間が経ってる。・・・手遅れかもしれないけど、それでも早く追い駆けないと)
ミミルさんを包囲するかのように私たちは移動して、膨大な魔力に満ちたこの創世結界中を、そしてシュテル達の魔力を活かして、私たちは魔力の集束を開始した。シュテルは別れの言葉を口にすることなく私を一瞥した後、小さく笑って・・・その体を崩して魔力となった。
「シュテル。・・・またね」
「逃げんだろうな? パイモン!」
「逃げないわよ〜? その代わり全力で防御させてもらうわ〜。そして思い知りなさいな〜。私が時間稼ぎに徹している以上〜・・・あなた達は逃げられないということをね〜」
ミミルさんの背中に展開されてる20枚の翼に魔力が集束され始める。集束量に関しては私たちの方が圧倒的に上だし、集束率ももう最高値だ。防御に入られる前に・・・先に撃つ。
「パワーブースト・ガンファイアフォー
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