第四百七十六話 魔王の来訪その九
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「早いわね」
「五分か」
(あっちの世界での時間は入っていないのか)
九内は心の中で呟いた。
(そうなのか)
「それ位しか経っていないか」
顔は普通で応えた。
「そうなのか」
「そうよ」
バタフライはまた答えた。
「まだね」
「だから早いわねって言ったの」
トロンも言ってきた。
「そうなの」
「成程な」
「ええ、それですぐに帰って来て」
「彼等を連れて来た」
ライダー達をというのだ。
「そうしてきた」
「わかったわ、じゃあこの人達ともね」
「話をするな」
「そうさせてもらうわ」
「この人達の話を聞いてだ」
ライダー達のというのだ。
「そしてこちらもだ」
「話すのね」
「こちらの世界のことをな」
こちらをというのだ。
「そうしてくれ」
「大したお話ないわよ」
「そうよね」
トロンだけでなくエビフライも言った。
「別にね」
「これといってね」
「こちらがそう思っていても違うんだよ」
小野寺が二人に話した。
「世界が違うとな」
「こちらでどうでもいい話もそうじゃなくなっている」
九内もトロンに話した。
「だからだ」
「それで、なのね」
「お話していいのね」
「そうしてくれ」
是非にという口調でだ、九内はあらためてトロンとエビフライに話した。
「勿論他の者にも頼む」
「わかったわ」
「ではそうさせてもらうわ」
「それではな、では居間に向かおう」
九内はあらためて言った。
「そうしよう」
「宜しくな、それでだけれどな」
ここで言ったのは小野寺だった。
「ひょっとして今も和風か」
「畳と座布団がある」
九内は小野寺に即座に答えた。
「いい部屋だ」
「やっぱりそうか」
「掛け軸もある」
こちらもというのだ。
「私の趣味を再現した」
「何かあんたという人間がわかってきたよ」
「それは何よりだ、では今からな」
「その居間にだね」
「行こう」
こう話してだ、そしてだった。
一行は居間に向かった、居間に入るとやはり和風であった。そしてその居間の中に人が何人かいた。だが。
その彼等を見てだ、九内は言った。
「戦えるメンバーがいないな」
「急にゴルゴムの怪人が出たウサ」
「だからピョン」
そこにいた二人の少女が出て来た。
一人は黒髪にショートで白く長い兎耳の少女だ、オレンジの長い丈の肩からかけたロングスカートと白いエプロンとブラウスである。目は赤い。もう一人は淡い水色の肩を覆う位の長さの癖のある髪の毛とやはり長い兎耳の少女である。胸は大きく肩からかけたピンクのロングスカートと白いブラウスとエプロンである。やはり目は赤い。
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