第三百三十八話 教会の人達その三
[8]前話 [2]次話
「人間がどこまで腐敗出来て悪事を為せるか」
「そうした方向への挑戦ね」
「あんまりだからね」
汚職とか教理の曲解だけならまだしも虐殺とかそうしたことまで平気でやっているからだ。十字軍や異端審問で。
「そうも思うよ」
「そうしたこと考えたら日本の宗教はましね」
「確かに色々あったし」
その比叡山にしてもだ。
「今もおかしな宗教あるけれどね」
「カルト教団ね」
「そうしたものはあるけれど」
このことは事実にしてもだ。
「まだね」
「いい方ね」
「残念だけれどカルトって何処でもあるよ」
古今東西の人類の歴史の中でだ。
「日本もだしね」
「どう見てもインチキな宗教とか」
「そうした宗教もあるよ、けれど」
「そうした面を見ても」
「日本の宗教はいい方だよ」
僕が思うにだ。
「世界的に。それで天理教は」
「質素なのね」
「教会の人達はね。それで普通の人達だから」
その教会の人達はだ。
「確かに宗教の教理は教えてくれるけれど」
「普通の人達ね」
「そうなんだ」
これがだ。
「親しみやすいね」
「お坊さんや神主さんみたいな」
「お坊さんだってね」
こうした人達もだ。
「お話してみると仏教のことは教えてくれても」
「普通の人達ね」
「市井のね」
「私達と同じね」
「学園でもそうだし」
はっきり言っていい人だ、学園の中のお坊さんも。
「神主さんとも神父さんとも牧師さんとも仲良しだね」
「天理教の教会長さんともね」
「そうした人達と同じだよ」
本当にだ。
「別にね」
「特別視しなくていいの」
「普通にお話出来るよ」
「学園の中みたいに」
「ここの教会の人達もね」
教会長さんも奥さんもだ。
「だから安心してね」
「中に入っていいのね」
「噂では系列に凄く飲む人がいて」
奥華はそうした人がかなり多いそうだ、お酒が普通にあるのは日本の宗教の特徴の一つに思う時がある。
「系列の全部の教会に名前と顔が知れ渡ってるそうだよ」
「指名手配犯みたいに?」
「ああした感じでね」
まさにだ。
「飲んで問題起こして」
「酒乱なの」
「何か色々ある人らしくて」
飲むとだ。
「それでね」
「問題起こして」
「それでね」
その為にだ。
「そんな人結構いるらしいけれど」
「その人もなの」
「もう大教会単位での有名人で」
奥華で知らない人がいないまでにだ。
「それでね」
「指名手配犯みたいなの」
「そんな扱いなんだ」
「そうした人もいるのね」
「この教会でも知られているよ」
間違いなくだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ