第二十五話 アルバイトもしてその一
[8]前話 [2]次話
第二十五話 アルバイトもして
ゴールデンウィーク中も咲はアルバイトによく入っていた、それで店の中で速水にこんなことを言われた。
「いいのですね、ゴールデンウィークでも」
「いえ、ゴールデンウィークだからこそ」
咲は速水に笑って応えた。
「是非です」
「働いてですか」
「はい」
そうしてというのだ。
「お金をです」
「稼ぎたいのですね」
「休日でも」
即ち土日でもというのだ。
「働きますと暇もなくなって」
「そしてお金もですね」
「貰えますから」
だからだというのだ、
「私はです」
「休日に出られることもですね」
「大好きです」
「では先のことですが夏休みも」
「どんどんです」
笑顔での返事だった。
「お仕事入れて下さい」
「そうですか」
「アルバイトしてますと」
そうしていると、というのだ。
「結構動きますね」
「ここでもそうですね」
「何かと」
「動くことがですね」
「行き来だけでも」
家とアルバイト先のそれもというのだ。
「結構。家にいてばかりですと」
「どうしてもですね」
「運動不足になったりしますし。部活も入って」
そしてというのだ。
「文化部でも」
「入っているとですね」
「行き来して歩いて」
そうしてというのだ。
「その分運動になって」
「健康にもいいと」
「私運動は好きじゃないです」
咲はこのことは断った。
「基本インドアで」
「それで、ですね」
「スポーツはしないですが」
それでもというのだ。
「やっぱり歩いたり身体動かした方が気分転換になって」
「その通りですね、身体を動かすとです」
速水も話した。
「その分です」
「いいですね、健康にも」
「そして気分転換にもなります」
「だから私部活も入ってます」
中学の時からだ。
「漫研ですけれど」
「そこも行き来されていますね」
「このゴールデンウィークの間も」
この時もというのだ。104
「やっぱり」
「そうですか」
「それでその分歩いたり身体も動かして」
「健康の維持と気分転換をですね」
「そうしています」
「いいことです、身体を動かしますと」
速水は笑顔で話した。
「それがお散歩でもです」
「身体を動かすことで」
「いいのです」
「だからお散歩もですね」
「すべきです、小山さんは犬を飼っておられますね」
「はい、トイプードルの女の子で」
そのモコを思い出しつつ答えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ