第三百八十九話
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第三百八十九話 泳ぐ娘達
華奈子は赤のワンピースのヒラヒラとしたフリルの付いた水着を着ている、そのうえで泳いでいるが。
隣にいる紫のビキニの美奈子にこう言った。
「美奈子結構泳いでる?」
「今日はね」
美奈子は華奈子に笑顔で答えた。
「泳ぐことも大事だって思って」
「そうそう、泳げたらね」
どうかとだ。華奈子は笑顔で答えた。
「やっぱり何かあった時にね」
「助かるわね」
「溺れたら終わりだから」
それでというのだ。
「泳げないよりね」
「泳げた方がいいわね」
「海上自衛隊や海上保安庁の人達はね」
この仕事の人達の話もした。
「やっぱりね」
「かなり泳げるわね」
「だから溺れないから」
「海で何かあっても大丈夫ね」
「海でも川でもプールでもね」
つまり水のある場所ならというのだ。
「何処でもね」
「泳げたらいいわね」
「ええ、だからね」
それでというのだ。
「美奈子が上手に泳げる様になりたいなら」
「練習すべきね」
「どんどんね、頑張ろうね」
「今日はそうするわ」
「じゃあ一緒に泳ぐ?」
「泳ぐ速さは華奈子に負けるわよ」
運動な得意な彼女にはというのだ。
「やっぱり。けれどゆっくりなら」
「泳ぐのね」
「そうしましょう、今日はたっぷりとね」
「泳いでね」
「運動しましょう」
「そして泳いでね」
「ご飯も食べて」
「お風呂も入って」
「すっきりすればいいわね」
「そうしましょう、じゃああたしは」
華奈子はプールの中で笑顔で言った。
「今日は美奈子とね」
「一緒に泳ぐのね」
「そうするわ」
笑顔でこう言ってだった。
華奈子は美奈子と共に泳いだ、姉妹は同じ速さでクロールや平泳ぎで泳いだ。それはかなりの距離になった。
第三百八十九話 完
2021・7・30
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