第十九話 初詣その二
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たのだ。
「希望、メールでも言ったけれど」
「うん、あらためてだね」
「あけましておめでとう」
「あけましておめでとう」
二人で笑顔で新年の挨拶をした。そうしてだ。
希望はその千春の傍に来て。こう告げた。
「後はね」
「あの人達だよね」
「そう。友井君とね」
もう一人だった。今日は。
「彼のね」
「一体どんな人なのかな」
「写真部の同級生っていうから」
「千春達と同じ学年だよね」
「うん、一年生だね」
そのことはわかった。だが、だった。
「けれどそれ以外は」
「わからないのね」
「まあそれもね」
楽しみとすることだというのが。今の希望の考えだった。
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