39話
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「ルリ、謙遜するんじゃないよ。悠斗が褒めているんだから、素直に褒められておきな。次に何時褒めて貰えるか分からないからね」
「そうですね。分かりました。少し書類関係を手伝いました」
恥ずかしいのか、少しだけ頬を紅くするホシノ少佐。そんなホシノ少佐を、シーマ中佐は暖かい視線を送っていた。
(まあ、シーマ中佐とホシノ少佐の年齢差を考えると、娘と母お)
カチャ
「悠斗?失礼な事を考えなかったかい?」
とても良い笑顔をした、シーマ中佐が俺の眉間に銃を突き付けていた。
ホシノ少佐は、表情の変化は無いように見えるが、少し震えていた。
「うん?残念ながら、シーマ中佐が考えた様な事は、一切考えていないよ」
「そうかい。なに、嫌な感じがしたからついね」
そう言って銃をしまうシーマ中佐。彼女の前で歳の事を考えないと俺は、胸に誓ったのだった。
悠斗sideout
イルマside
不動准将に言われて、コーヒーを入れに行く。不覚にも不動准将の笑みに見とれていたら、返事をするのを忘れてしまった。しかも、慌てて返事をした挙げ句、急いでキッチンに駆け込んでしまった。
ドクンドクン
先程のやり取りの正か、胸の鼓動が高なる。それを落ち着かせる為に、深呼吸を数回繰り返す。
スーハースーハー
大分鼓動が落ち着いた感じがした。落ち着いてからシーマ中佐のコーヒーを入れる。コーヒーをトレイに置き持っていく準備をする。
(ハア、せめて私にもシーマ中佐の様に、告白する勇気があればな〜)
シーマ中佐は凄い。不動准将に告白した挙げ句、求めていた答えと違う答えを貰ったのに、諦める気配が無いのだ。
(諦めちゃ駄目よイルマ!悠斗は私の旦那様になる運命なんだから。好敵手ライバルがいくら居ても、必ず最後に勝つのは私なんだから!)
胸に熱い誓いを立てて、コーヒーを持って不動准将の元に戻るのだった。
イルマsideout
ゼウスside
「ヤバいのう」
ワシはヴァルハラでそう漏らす。ワシが転生させた不動悠斗を見ておったのじゃが、ワシの予想を遥かに斜めを行く事になってしまっておった。
「どうしたのですか?貴方?」
後ろから声を掛けられる。声からして、ワシの妻のヘラのようじゃ。ヘラはワシの隣に座る。
「ヘラか。なに、ワシのミスで死なせ
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