38話
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「俺も、シーマ中佐の事は好きだぞ」
「え?本当かい!」
「ああ。シーマ中佐だけじゃない。イルマ中尉やキャラ大尉、イリヤ少尉にホシノ少佐。皆好きだぞ。大体俺は、嫌いな人間と仲良く出来ないからな」
だって嫌いな人間に無理して、仲良くなる理由はないからな。そう言う意味では、呼んだ人達みんな好きだぞ。
「いや、悠斗が考えている意味の好きじゃなくて、だ「何をしてるんですか?二人とも?」ってイルマ!」
いつの間にかイルマ中尉が、ラウンジに来ていた。全く気付く事が出来なかったのは、アルコールの正だろう。イルマ中尉が俺の右隣に座る。
「それで、二人は何をされていたんですか?」
何やら、イルマ中尉が黒いオーラを出す。ものすごい良い笑顔です。
「いや、シーマ中佐が好きと言ったので、俺も好きだと言っただけだ」
「はい?すみませんが、もう一度言って貰えませんか?」
「だから、シーマ中佐が好きと言ったので、俺も好きだと言っただけだ」
別に変な意味は無いからな。好きか嫌いか聞かれれば好きだと言えるぞ。人間的だけどね。
「ハアァァァァ!!悠斗さんは、シーマ中佐にOKをだしたんですか!!!」
「ああ。だって人間的嫌いな人間を好きにはなれんだろう?そう言う意味ではシーマ中佐は好きだぞ。無論イルマ中尉も好きだぞ」
ガックリと肩を落とすイルマ中尉。なんか、あったのかな?
「シーマ中佐、まさに悠斗さんは」
「ああ、間違えなく」
「「鋼入りの鈍い人です」」
二人とも息ピッタリでそう言うのだった。
その後、3人で話をしながら自室に戻るのだった。
悠斗sideout
シーマside
祝勝会も中頃になってきた頃、たまたま悠斗が会場内から外に出て行くのを見た私は、部下達に先に戻ると伝え悠斗の後を追った。
悠斗は、ラウンジでソファーに座り宇宙を見ていた。
(二人っきりのチャンスだ!イルマには悪いが、悠斗に私の気持ちを伝えさせてもらうよ)
そんな思いを胸に悠斗の隣に座り、チャンスを待った。
そして、チャンスが来たので思いって告白したんだか、悠斗もアルコールが入っていて私の考えている好きと、悠斗が考えている好きの方向性が全く違ったのは、大誤算だった。しかも、途中でイルマがくるから結局うやむやになってしまった。
(焦ったら負けだよシーマ!まだまだ、チャンスは有るさ。今は我慢の時なのさ)
自
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