38話
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部屋に戻ってゆっくり寝なさい」
「うん!分かった。プルツー行こう。皆お休み!」
「ああ、プル行くよ。それじゃあお休み」
「プル、プルツーお休み」
「お休み」
「お休みなさい」
プルとプルツーは、皆に挨拶して、二人して会場を出ていった。
「二人とも行きましたね」
「そうだな。夜更かしは余り良くないからな」
「まあ、私達には関係ないけどね」
グラスのお酒を飲むキャラ大尉。よく見ると顔が赤くなっていた。
「キャラ大尉も程ほどにな。二日酔いには、気をつけてな」
「分かっていますよ。このくらい、酔ってる内に入りませんから」
そう言って、空のグラスに再びワイン注いで飲む。どんだけ強いんだか。
「イリヤ少尉。キャラ大尉の事を、頼んだぞ」
「ハァ。分かっております」
ため息を吐いて項垂れるイリヤ少尉。残念だが、君にしか頼めんのだ。
落ち込むイリヤ少尉の頭を撫でてあげる。
「あ、ありがとうございます///」
「まあ、キャラ大尉の面倒を見るのは、大変だと思うけどよろしくね」
「はい。頑張ってみます」
イリヤ少尉にそう言って、俺は二人と別れた。
会場内から外に出て、宇宙が見えるラウンジの長いソファーに腰掛ける。
丁度地球が映っていた。
「宇宙から見ると、相変わらず綺麗な星だな」
ラウンジから地球を見ていると、誰かが近付いて来る。
「おや、悠斗?こんな所にいたのかい?」
「うん?ああ、シーマ中佐か」
声のした方を見ると、シーマ中佐が居た。
シーマ中佐は、そのまま俺の左隣に座った。
「どうした?祝勝会の方はいいのかい?」
「なに。私は充分楽しんださ。コッセル辺りはまだ飲んでいるだろうがね」
酒を豪快に飲むコッセル大尉が浮かぶ。彼位なら簡単には、酔いつぶれたりしないだろう。
「ねえ、悠斗」
「うん?なんだい?」
シーマ中佐の方に顔を向ける。すると、互いの顔が極端な近かった。そして潤んだ瞳でシーマ中佐が俺を見つめていた。
「シーマ中佐。顔が近くない「悠斗。私は悠斗が好きだ」かい?なんだって?」
今、何て言いました?確か、好きとか言いませんでしたか?
「何度でも言ってやる。私は悠斗が好きなんだ!」
どうやら、好きと言うことらしい。まあ、人間的に嫌いでしたら仲良くなれませんからね。
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